津和野城跡・観光リフトに関するお知らせ

津和野城は鎌倉時代末期に地頭として赴任してきた吉見頼行公によって築城が開始され、息子・頼直公の代(1324年)に完成しました。その後、江戸時代初期に初代津和野藩主となった坂崎直盛公が近世城郭への大改修を実施、坂崎氏改易後は亀井政矩公をはじめとする亀井氏の居城となりました。

明治の廃藩置県に際し、他藩に先駆けて廃城となりましたが、現在は国指定史跡及び日本100名城に認定され、島根県有数の観光名所として多くの来訪者を迎えています。

【津和野城跡・観光リフトに関するお知らせ】

工事や点検などの関係による見学不可日やリフトの運休日などをまとめています。
お客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

津和野城跡

 出丸・本丸ともに見学可能です。

 <夜間城跡ライトアップ>
  詳細はこちら

【津和野城跡】津和野城跡の夜間ライトアップ情報

津和野町城跡観光リフト 

○点検運休のお知らせ(2025.3.18更新)
 運休期間:2025年12月~2026年2月(予定)
※例年、12月~2月は土日祝・正月期間のみ運行をしていましたが、上記期間中は全日完全に運休となりますのでご注意ください。
※点検の状況によっては運休期間が延長される場合があります

 ※点検などにより運行状況が急遽変更になる場合もございます。最新の情報は津和野町役場商工観光課へお問合せ下さい。
お問い合わせ先:津和野町役場商工観光課 0856-72-0652


■中国自然歩道
 <太皷谷稲成神社下~津和野城跡本丸までの登山ルート>
 通行可能です
 <鷲原八幡宮~津和野城跡本丸までの登山ルート>
通行可能です

■城山大手登城路
 <津和野高校寮裏~本丸と出丸の中間地点へ登る登山ルート>
通行可能です

 

【御城印】

かねてよりご要望の多かった津和野城の御城印が太皷谷稲成神社にて販売開始となりました。

木目調の紙面に歴代城主である吉見氏・坂崎氏・亀井氏の家紋が描かれた趣あるデザインです。

「津和野城ver」と別名である「三本松城ver」の2種類がございます。

■販売場所:太皷谷稲成神社 (TEL0856-72-0219)

■料金:各500円

■お願い:御朱印は社寺参拝の証であり、御城印は記念品(グッズ)となります。混同されないようお願い致します。

 

【城カード】

公益財団法人日本城郭協会が企画・製作する城カード「津和野城」を観光リフトで販売しております。

■販売場所:津和野城跡観光リフト(TEL0856-72-0376)

■販売価格:税込350円

城カード全般に関する情報は公益財団法人日本城郭協会公式HP

【日本100名城スタンプ】 
 観光リフト開館中に押印可

【お問い合わせ先】
津和野町役場商工観光課 0856-72-0652
津和野町城跡観光リフト 0856-72-0376
津和野町教育委員会 0856-72-1854

 

津和野城は標高362mの霊亀山(れいきさん)上にある山城です。3方向に石垣が突き出した形の本丸、北側に出丸(別名:織部丸)がある一城別郭で、峻険な山の周り三方を津和野川が巡るという地形をいかした実戦的な山城とされています。かつては本丸に三重天守がありましたが、貞享3年(1686) の雷で焼失した後は再建されませんでした。本丸・出丸以外にも、南出丸やなどの遺構が霊亀山中に点在しています。
中世山城と近世山城の遺構が同居し、また中世から近世への“変遷”を見学できる貴重な山城です。中世の城の縄張りは南北2km にもわたり、また、高石垣を持つ近世の山城としても、規模は日本一とされています。

山麓からの標高差は約200mあり、麓から眺めても、石垣から城下を遠望しても、これぞ山城という景観です。鎌倉時代の永仁3年(1295) 、能登国より下向した吉見頼行が築城をはじめ、30年後、子の頼直の代に完成しました。当初一本松城と呼ばれていましたが、三本松城に名称を変え室町戦国期も改修整備を重ねました。

関ヶ原の合戦後、慶長6年(1601) に津和野藩主(3万石)となった坂崎直盛は高石垣で防備を固めた近世城郭に大改修し、あわせて出丸(織部丸)も築城しました。元和3年(1617) に因幡国鹿野城(鳥取市)から亀井政矩が津和野藩主(4万3千石)として入城後は城下町を整備し、また城の補修も行いつつ、亀井氏11代の居城として明治維新を迎えました。
このように長期間活用された城は珍しく、今日でも「700年の城下町」として地元の誇りとなっています。